家電メーカーのバルミューダは16日、同社初のスマートフォンとなる「バルミューダ フォン」を26日に発売すると発表した。同社のオンラインストアで取り扱うほか、携帯電話大手ではソフトバンクが携帯ショップなどで独占販売する。
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曲線を主体としたデザインや、近年の他社スマホに比べて小型で持ちやすい4・9インチサイズとしたことなどが特徴。価格は10万4800円(税込み)。
新端末は、OS(基本ソフト)にアンドロイド11を採用。CPUに米クアルコムのスナップドラゴン765を搭載し、6ギガのメモリと128ギガの記憶容量を備える。
カメラは背面に4800万画素、前面に800万画素の2カメラ構成。第5世代(5G)移動通信システムに対応している。バルミューダの寺尾玄社長は「コンパクトサイズにいいスペックだ」と述べた。
最大の特徴はデザインで、寺尾氏は曲線主体とした理由について「私たちの体には直線は一つもない。使う道具は今後、有機的な形、流線形になるだろうと考えている」とした上で、自らが10数年ぶりに直接、デザインを手掛けたと明かした。
一方、アプリについても、時計や計算機など新端末専用のものを多数搭載している。こうしたアプリは新端末専用でほかのアンドロイドスマホでは利用できないという。
寺尾氏は、来年以降も2号機、3号機の端末を販売していく方針を明らかにした上で、「iPhone(アイフォーン)はあまりにもスタンダードになりすぎた。しかし別のものが必要な人は必ず現れる。そこが私らが見いだしたチャンスだ」と述べた。