今年話題になった言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表され、米大リーグで投打両面に活躍した大谷翔平選手(エンゼルス)の代名詞となった「リアル二刀流/ショータイム」が年間大賞に選ばれた。
大谷選手は今季、大リーグでベーブ・ルース以来となる本格的な投打二刀流に挑戦し、ア・リーグの最優秀選手(MVP)を獲得。大谷選手の登場時などに実況アナウンサーらが使用した言葉「ショー(翔)タイム」も話題になった。
また、東京五輪のスケートボード・ストリートを解説した瀬尻稜プロが選手の技を独特の言い回しで表現した「ゴン攻め/ビッタビタ」、東京パラリンピックのボッチャで金メダルを獲得した杉村英孝選手の得意技「スギムライジング」などがトップテンに選ばれた。
昨年からのコロナ禍の世相を反映し、「人流」「黙食」もトップテン入り。選考委員の俵万智(まち)さんは「五輪とコロナの市松模様のあいだに、社会問題が見え隠れしていて、大谷選手がピンバッジのように輝いている。そんな一年だった」と評した。
このほか、歌手のAdo(アド)さんが歌い若者の共感を集めた曲「うっせぇわ」なども入賞した。
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トップテンは以下の通り。
・リアル二刀流/ショータイム(年間大賞)
・ジェンダー平等
・うっせぇわ
・親ガチャ
・ゴン攻め/ビッタビタ
・人流
・スギムライジング
・Z世代
・ぼったくり男爵
・黙食