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【トップは語る】ダイオーズ社長 大久保真一さん(80) 環境衛生サービス、2桁成長を持続

--オフィス向けサービスを事業活動の中核としているが、新型コロナウイルス禍で受けた影響は

「大都市圏の企業の多くでテレワークや出勤抑制が導入され、飲料サービスの既存顧客からの売り上げが減った。一方、除菌や衛生関連のサービスを主に提供する環境衛生サービスは、コロナ禍前と比べて売り上げや顧客件数ともに2桁成長を続けている」

--緊急事態宣言や蔓延(まんえん)防止等重点措置は今年9月末で全都道府県で解除された。追い風となるか

「再度の感染拡大が起きないと言い切ることはできないが、出勤率が高まればコロナ禍によって当社の事業活動で痛んでいた部分の回復が期待でき、追い風になる。ただ、各企業は感染再拡大を視野に入れながら徐々に出勤率を高めているように映る」

--米国事業の現状は。どう立て直しを図るか

「経済活動の正常化は徐々に進んでいるが、引き続き注視が必要で、慎重な事業運営も必要だ。これまでの買収活動を中心とした成長戦略ではなく、自力成長を中心とした成長性と収益性を両立できる成長戦略に変更して立て直しを図っていく方針だ」

--台湾や中国本土、香港、韓国、マレーシア、シンガポールといったアジア地域にも進出している

「今後数年間は『ウィズコロナ』の時代が続き、アジア地域での環境衛生に対する意識改革が進むとみている。その中で、当社の『衛生』をキーワードとしたさまざまな商品が新たな市場を生み出す可能性があると考え、積極展開する計画が進んでいる」

おおくぼ・しんいち 中大経卒。広告会社勤務などを経て、家業の米店を足がかりに昭和45年に清掃具レンタル事業を開始し、52年には日本初のオフィス向けコーヒーサービスを事業化。58年には社名を「ダイオーズ」に変更し、63年に米国への進出も果たした。東京都出身。


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