後藤茂之厚生労働相は7日の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、全国民の接種間隔を一律に前倒しすることは「困難」との見通しを明らかにした。ワクチンが順次輸入されていることなどを理由に挙げた。
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後藤氏は追加接種分として、ファイザー製とモデルナ製のワクチン計1億7千万回分の供給を受ける契約があり、「総量として必要なワクチンは確保されている」と説明した。そのうえで「優先度に応じ、一定程度の国民に前倒しは可能だ」とも強調。「日本の感染の動向やワクチンの供給力を踏まえ、前倒しの範囲や方法を示していきたい」とも語った。
岸田文雄首相は6日の所信表明演説で、3回目接種について「8カ月を待たずにできる限り前倒しする」と表明していた。