米コーヒーチェーン大手スターバックスのニューヨーク州の1店舗で9日、労働組合の結成が決まった。労組は9000店近いとされる米国内の同社直営店で初。新型コロナウイルス禍からの景気急回復による人手不足など、労働現場の環境悪化を象徴する動きだ。
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会社側が労組結成に反対する一方、米民主党の一部有力議員が支援に乗り出し、全米の関心を集めた。労使問題に詳しい米ラトガース大のレベッカ・ギバン准教授は「全米のスタバで働く従業員にとって歴史的勝利だ」と指摘。アリゾナ州の一部店舗の従業員も労組結成を目指しており、今後の展開が注目される。
(共同)