林外相、英外相と対面会談　オミクロン株対応で連携

先進７カ国（Ｇ７）外相会合に出席するため英国を訪問中の林芳正外相は１１日（日本時間同）、リバプールで同国のトラス外相と会談した。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」への対応で連携を確認。インド太平洋地域の平和と繁栄のため、協力を深めることでも一致した。

両氏の対面会談は初めて。林氏は日英関係について「かつてなく強固」と表明。トラス氏は「同じ民主主義の島国である日本との関係を重視している」と述べ、経済安全保障を含む幅広い分野での協力を深化させたいとした。両氏は英国が加盟申請した環太平洋戦略敵経済連携協定（ＴＰＰ）についても協議した。

林氏は現地でブリンケン米国務長官のほか、ドイツ、フランス、イタリアの外相と会談。拡大会合に招待されているオーストラリアのペイン外相との会談も予定している。