関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループの経営統合案を可決した臨時株主総会の決議の有効性をめぐり、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は14日、スーパーのオーケー(横浜市)が申し立てた許可抗告を棄却する決定をした。大阪高裁の判断が確定し、15日に予定されている関西スーパーとH2Oリテイリンググループとの経営統合が実現する見通しとなった。
争点となったのは、臨時株主総会で諮った統合案をめぐる決議の適法性。棄権とみなされる白票を投じた1株主の扱いを、投票終了後、この株主の申し出に応じて賛成に切り替えたことへの是非が問われた。