東証続伸、2万9千円回復 米金融政策を好感

    東京証券取引所=東京都中央区
    東京証券取引所=東京都中央区

    16日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸した。終値は前日比606円60銭高の2万9066円32銭で、3週間ぶりに終値で2万9000円台を回復した。米連邦準備制度理事会(FRB)が示したインフレ抑制を目指す金融政策の内容が、市場の事前予想の範囲内だったことを好感し、幅広い銘柄で買い注文が膨らんだ。

    東証株価指数(TOPIX)は28・98ポイント高の2013・08。出来高は約10億5300万株。

    FRBは15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で量的金融緩和策の終了前倒しを決めたほか、2022年中に事実上のゼロ金利解除を含め政策金利を3回引き上げる見通しを示した。利上げのペースを従来予想より速めるとの内容だったが「ほぼ想定内で、市場に安心感が広がった」(市場関係者)として買いが膨らんだ。


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