政府は新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に「蔓延(まんえん)防止等重点措置」を適用する方向で調整に入った。週内にも決定する。関係者が17日、明らかにした。東京の病床使用率は16日時点で19・3%と、都が蔓延防止措置の要請を検討する基準とした20%に迫っている。政府は地域の一体性を考慮し、要請があれば速やかに検討する方針だ。
岸田文雄首相は自民党会合で、オミクロン株の感染拡大を踏まえ「国内対策に力を入れる。それでも感染が広がるなら、行動制限をしっかり行っていかなければならない」と強調した。
蔓延防止措置は9日から沖縄、広島、山口3県に適用されている。