政府が閣議で「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産への推薦を了解したことについて、同県の花角英世知事は1日午前、「先週末に(岸田文雄)首相から推薦の話をいただき、きょう閣議決定していただいた。また一歩、歩みだしたという感じだ」と報道陣に語った。県の来年度予算編成に関する取材に応じた際に述べた。
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韓国が佐渡金山で戦時中に強制労働があったと主張し、推薦に反発していることについては、「江戸時代にかけ、日本独自の手工業の技術で世界有数の金産出量を誇ったという歴史的価値とは別のところで議論が起きている。議論があるなら丁寧に説明していく必要がある」と話した。
今後は「最終ゴールの遺産登録に向け(国などと)連携していく」という。