全国で唯一、天守の外壁に鉄板が張られていたと伝わる福山城(広島県福山市)で、鉄板張りの復元作業が始まっている。市は9日、作業を報道陣に公開。築城400年を記念する改修工事の一環で、8月28日にリニューアルオープンする。
福山城天守は1945年に米軍の空襲で焼失し、現在の天守は戦後に建て直した。焼失前は、防備の弱い北側を敵の砲撃から守るため、天守北壁は鉄板張りだった。北側が鉄板で真っ黒の写真が残っている。
縦長の鉄板は、幅114ミリ、長さ400~1500ミリ、厚さ0・6ミリ。同市に工場を持つJFEスチールが約2千枚を製造し、寄付した。この日は5階部分で、場所に合わせて形を加工した鉄板を作業員が1枚ずつビスで固定した。2月末までに鉄板張りを終え、さびや経年劣化を再現する特殊な塗装を施す。

































