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鉄板張り天守を復元中 広島・福山城、全国唯一

全国で唯一、天守の外壁に鉄板が張られていたと伝わる福山城(広島県福山市)で、鉄板張りの復元作業が始まっている。市は9日、作業を報道陣に公開。築城400年を記念する改修工事の一環で、8月28日にリニューアルオープンする。

鉄板を手にする広島県福山市の渡辺真悟課長と改修工事中の福山城=9日午後
鉄板を手にする広島県福山市の渡辺真悟課長と改修工事中の福山城=9日午後

福山城天守は1945年に米軍の空襲で焼失し、現在の天守は戦後に建て直した。焼失前は、防備の弱い北側を敵の砲撃から守るため、天守北壁は鉄板張りだった。北側が鉄板で真っ黒の写真が残っている。

福山城天守北側に鉄板を張る作業員=9日午後、広島県福山市
福山城天守北側に鉄板を張る作業員=9日午後、広島県福山市

縦長の鉄板は、幅114ミリ、長さ400~1500ミリ、厚さ0・6ミリ。同市に工場を持つJFEスチールが約2千枚を製造し、寄付した。この日は5階部分で、場所に合わせて形を加工した鉄板を作業員が1枚ずつビスで固定した。2月末までに鉄板張りを終え、さびや経年劣化を再現する特殊な塗装を施す。

明治中期ごろに撮影された福山城北東側。北側(右側)が黒く見える(広島県福山市提供)
明治中期ごろに撮影された福山城北東側。北側(右側)が黒く見える(広島県福山市提供)

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