愛犬との東京都心の旅を身近に-。住友不動産のホテル子会社、住友不動産ヴィラフォンテーヌ(東京都新宿区)は25日、愛犬家をターゲットにしたホテルを同港区でオープンする。ドッグランや犬向けの美容サロンなどが完備され、犬の一時預かりサービスも提供。新型コロナウイルス禍で訪日外国人観光客などが大幅減となる中、工夫を凝らした取り組みで新たな需要を取り込みたい考えだ。
ホテルの名称は「inumo(イヌモ)芝公園 by Villa Fontaine」。東京都心部では一般的なホテルを展開しているが、愛犬同伴の利用客に特化したサービスを提供するホテルは初めて。
同社は静岡県の伊豆高原にあるホテルで、平成19年から同種のサービスを提供し好評を博していることから、東京都心部での開業に踏み切った。
新設ホテルは、他のホテルの別館だったビルを取得し、リニューアルしたもの。全館を愛犬とともに歩くことができ、壁や床には掃除をしやすい材質が使われている。客室は一緒に眠れるよう4つのベッドをつなげた部屋も用意され、散歩用グッズや消臭スプレーといった愛犬向けアメニティグッズも置かれている。
地下1階は愛犬専用フロアとし、全天候型ドッグラン、体の表面を覆う被毛(ひもう)をカットするトリミングや毛並みを整えるグルーミングといった美容サービスを提供するサロンが設けられ、1階のレストランでは犬専用のメニューも提供する。
また、付近には東京タワーといった観光施設があるほか、交通の便が良くショッピングなどにも行きやすいが、愛犬と一緒に行動できない場所に出かける場合は一時預かりサービスを利用することも可能だ。
料金は朝食(犬用込み)やドッグラン、グルーミング、一時預かりサービスを含め、1室当たり1泊4万円後半から5万円台。別料金でイタリアンレストランでの夕食やトリミングサービス、貸し切りラウンジも利用できる。
桝井俊幸社長は「まだまだホテルを取り巻く環境は厳しい。既存のホテルをリニューアルし、新しいホテルの在り方を追求する」と話す。愛犬家を対象にしたホテルの展開については「チャンスがあれば拡大していきたい」としている。(福田涼太郎、写真も)































