首相「国民民主の提言に聞く耳持つ」 予算案賛成で

    衆院予算委で国民民主党の玉木雄一郎代表の質問に答弁する岸田文雄首相=21日午後、国会・衆院第1委員室(矢島康弘撮影)
    衆院予算委で国民民主党の玉木雄一郎代表の質問に答弁する岸田文雄首相=21日午後、国会・衆院第1委員室(矢島康弘撮影)

    岸田文雄首相は21日の自民党役員会で、国民民主党が衆院予算委員会の令和4度予算案採決で賛成したことについて「与党として歓迎したい。国民民主から今後、政策提言などの話もあると思うので、聞く耳は持っていきたい」と述べた。茂木敏充幹事長が記者会見で明らかにした。

    首相は役員会で、同日昼に国民民主の玉木雄一郎代表から「新型コロナウイルス禍、国際情勢など内外情勢緊迫の折、本予算に賛成する」と連絡があった、と説明したという。

    茂木氏は記者会見で、国民民主について「非常に責任ある立場(対応)だ」と述べた。

    また、賃上げ、景気回復、原油価格高騰対策などに関し「国民民主の基本的な方向性は政府とも一致する中で、提言や案を持っていると思う。話(提言)が来れば、われわれとしても真摯(しんし)に対応するのは当然のことだ」と述べた。ただし、こうした提言について「話し合っているわけではない」とも強調した。


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