はじめに
転職活動において、書類選考を無事通過できたとしても、次には面接が待っています。面接は自分のことをしっかりアピールする場です。「いざ面接となると知らない人ばかりで緊張して上手くできない」という悩みをよく耳にします。
まずは面接の流れをしっかりと頭に入れておき、当日安心感をもって臨めるよう対策しておきましょう。本記事では、面接の流れや質問内容について詳しく解説していきます。
一般的な面接の流れや質問内容を紹介
では、一般的な面接の流れについて詳しく紹介していきます。あくまでも一般的な流れのため、企業によっては異なる点もあります。しかし、基本を知っておくことで実際の面接の際に応用が利くはずです。「この質問には自分ならどう答えよう」と、自分に置き換えながら考えてみてください。
▼ステップ1 入室
面接は通常、会議室や応接室などの個室で行われます。そのため、部屋の中に案内されることがほとんど。部屋に入る場合にも、実は守りたいマナーがあります。マナーを守った入室の仕方は以下のとおりです。
- 名前を呼ばれたら返事をして、部屋のドアを3回ノックする。
- 中の人から「どうぞ」といわれるので、その返事を聞いてから「失礼します」と言葉を添えて入室します。
- ドアを閉めて中に入り、椅子の横に立ちます。この時、まだ座ってはいけません。
- 椅子の横で「〇〇と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」とフルネームで名乗り軽く一礼をします。
- 面接官から「どうぞお掛けください」と言われたら、再び「失礼します」という言葉を添えて椅子に座ります。
▼ステップ2 自己紹介
最初に聞かれるのは「自己紹介」です。オープンに「まずは自己紹介をお願いします。」と言われるので、準備していないと何からいえばいいか分からなく焦ってしまうので要注意です。自己紹介を促されたら、自分の名前・経歴・持っている資格やスキルなどを紹介してください。時間は約1分くらいに納めるようにしましょう。
▼ステップ3 現在の仕事内容について
転職者の場合、自己紹介の後に「今はどのような仕事をしているのか」を聞かれるケースが多いです。自己紹介と重複しないように工夫が必要です。自己紹介では簡単に仕事内容を説明するにとどめ、仕事内容を説明する段階で今の仕事の詳しい内容や工夫していること、過去に上げた成果などを伝えしっかりアピールしましょう。
可能であれば今回の応募先企業での業務内容と絡めて、今の仕事の経験をどう活かしていくつもりかを語れたらベストです。
▼ステップ4 転職理由について
転職理由はどの面接でもまず聞かれることだと思って準備をしておきましょう。その際、内容がどうであれネガティブな表現にならないように注意してください。転職理由がネガティブな内容のものだと、採用担当者にとっていい印象は抱かれません。あくまでも「スキルアップのための転職である」などポジティブな表現で伝えるようにしましょう。
また、その転職理由に対してなぜ今回の応募先企業を選んだのか、きちんと筋が通っているかも確認しましょう。「前は~~だったが、それだと〇〇だと思ったので、△△である貴社に応募いたしました」という具合です。
▼ステップ5 志望動機について
志望動機は、面接の質問のなかでも最も採用の可否を左右する項目であるといえます。志望動機の答え方ひとつで、企業側が採用を見送る可能性があるということです。以下のポイントに注意して、事前に志望動機をしっかりと考えておきましょう。
- なぜその職種を選んだのか
- 応募先企業でないといけない理由
- 応募先企業で自分のどんなスキルが発揮できると思ったのか
- 採用されたらどんな風に活躍したいか
あまりにも長々としゃべりすぎると、逆に「話がまとまっていない」と思われかねませんので、3分程度にまとめられるよう工夫しましょう。しっかりと入社への意欲が伝わるような言い回しを考えてみてください。
▼ステップ6 入社後について
「自分がもし採用されたらどんな風に働きたいですか?」この質問は必ずといっていいほど聞かれます。企業側からすると、転職者の採用は新卒者と違って「即戦力が欲しい」という気持ちが強くあります。逆にいえば、入社後、社会人経験のない新卒の人と同じような働き方をするような人は採用したくないということです。
即戦力として働きつつ、自分のスキルを活かしていかに今の会社の課題や業務改善に取り組んでくれるか、新しい風を入れてくれるかを期待しています。そのため、それができるというアピールすることが大切です。
▼ステップ7 募集内容の説明
一通り応募者への質問が終われば、そのあとは募集内容の説明があります。どのような内容で応募しているのか、認識に違いがあっては後々トラブルになってしまいます。求人情報の内容だけでは見えなかったり、思っている内容と違っていたりすることもあります。「募集要項を読んで応募したから大丈夫」ではなく、新たな気持ちでしっかりと聞きましょう。
▼ステップ8 条件の確認
採用時の条件についても、募集内容と同様に確認があります。勤務地・勤務時間・給与・賞与など雇用条件に関して、応募者と企業側で認識のズレがないかきちんと確認しましょう。これも、万が一自分の思っている内容と違うまま採用されると後々のトラブルにつながります。
場合によってはまた転職をしなければならない可能性も出てきます。そうなると企業側も新しい人をまた募集しなければなりません。条件の確認を怠ると、お互いにとって、良いことがありません。もし、条件が事前に把握しているものと違っていたり気になることがあったりするなら、その場で質問して確認しましょう。
▼ステップ9 逆質問
企業側が面接で尋ねたいことが終われば、最後に「何か質問はありますか?」と逆質問をされます。その際、本当に何もなければ「特にありません」と回答しても大丈夫です。
ただし、採用後の育成制度や同じような転職者が活躍しているのかなど、応募先企業で働くことへの意欲を見せる質問をすることで採用担当者の印象は良くなるでしょう。質問が特にない場合でも、2~3つ程度は準備しておくのがベターです。
▼ステップ10 退室
面接が終われば退室を促されますが、実は退室の仕方も見られています。まずは、座った状態で「本日はお忙しい中、貴重なお時間を割いていただきありがとうございました」と一礼します。その後、立ち上がり椅子の横でもう一度「ありがとうございました。失礼します」とお礼を伝えます。
ドアに向かい、部屋を出る前にもう一度振り返って「失礼いたします」と一礼してから部屋を出ましょう。ドアを閉める際も、面接官の方を向きながらゆっくりと音が立たないように閉めます。ここでホッとしてしまいがちですが、面接室から出た後も案内係の方が見ている場合もあります。家に帰るまで「誰かに見られている」という意識で常識的な行動をとるようにしましょう。
まとめ
採用の面接はとても緊張しますが、自分を応募先企業にアピールできる一番の場です。ここでどれくらいアピールできるかで採用の可否が変わります。当然、知らない人ばかりの中で緊張はするでしょうが、流れを頭に入れておくだけでも当日の安心感は異なります。今回紹介した面接の流れをしっかり頭に入れて、面接に臨みましょう。































