はじめに
面接が終わったあと、「面接のお礼はあらためて伝えるべきなのかどうか」が気になったことはありませんか。選考の合否が決まるまで、少しでも企業に良い印象を持ってもらいたいと思うのは当然です。
そのため、メールでお礼を伝えるべきかと悩む方もいるでしょう。そこで今回は、お礼メールの書き方や例文、注意点を紹介します。
面接後はお礼メールを送ろう
お礼メールを送るべきか、明確な答えはありません。送らないからといって合否に直結するような影響はないでしょう。
ただし、メールであらためて企業に入社したい旨を伝えることで、ときに志望度の高さを後押しする効果も期待できる場合があります。
面接後にお礼を伝える際は、あくまでビジネスマナーの一環としてメールを送るとよいでしょう。選考の合否は、原則として面接などの評価によって判断されるため、メールを送っても選考の結果に影響するケースは少ないといえます。ただ、時間や人員を割いて面接の機会を設けてくれたことへのお礼を伝えることで、「マナーがきちんとしている」と好印象につながりやすくなるでしょう。
また、メールであらためて企業に入社したい旨を伝えることで、ときに志望度の高さを後押しする効果も期待できる場合があります。
▼面接のお礼は電話や手紙でもOK?
「お礼の気持ちを伝えるなら電話や手紙でも同じでは?」と思うかもしれません。しかし、電話は企業の業務時間中にかけることになります。結果、採用担当者の業務の妨げになってしまうデメリットがあるのです。
また、手紙は業務に支障をきたすことは少ないですが、届くまでに日数を要してしまいます。そのため、面接日から届くまでに期間が空いてしまったり、場合によっては次の面接に重なってしまう場合があるのです。よって、お礼の気持ちを伝えるならば電話や手紙よりも、メールを用いる方が適しているといえるでしょう。
面接のお礼メールの書き方を例文付きで紹介
ここでは、面接後に送るお礼メールについて、書き方を例文とともに紹介、解説します。
▼件名
【件名の記載例】
9/25 採用面接のお礼(自分の氏名)
採用担当者の元には、日々入社希望者からのメールが何通も届きます。そのため、「誰からのメールであるのか」、「内容は何か」を件名を見ただけでわかるように記載すべきです。そして、同時に面接実施日を書くのを忘れないようにしましょう。自分の氏名とともに実施日を記載することで、何日に面接を行った誰であるのかがよりわかりやすくなります。
▼宛先
【宛先の記載例】
△△株式会社 総務部人事課 採用担当 □□様
宛先を記載する際は、「会社名」「担当者が所属している部署」「担当者の名前」を順に並べましょう。重要なのは、会社名や所属部署は省略などはせずに、正式名称で書くことです。また、前株や後株、部署や担当者の氏名の書き間違いは失礼と受け取られかねないため、くれぐれも注意が必要です。
▼挨拶
【挨拶の記載例】
お世話になっております。
本日(もしくは昨日、特定の日付など)14時、採用面接をしていただきました〇〇◇◇(自分の氏名)と申します。
ご多用の中、貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。
冒頭の挨拶では、面接を受けた日時を明記した上で、フルネームを名乗るようにしましょう。いつ面接を受けた何者であるかを相手がすぐに理解でき、親切かつ丁寧な印象になります。
▼主文
【主文の記載例】
□□様からのお話を通して貴社の魅力やビジョン、現在の取り組みをより深く理解し、いっそう貴社で働きたいという想いが強くなりました。
面接でもお伝えしたとおり、貴社への入社が叶った際は、ぜひ自身の経験を活かして貴社に貢献したいと考えております。
面接のお礼に続けて、面接を通して理解を深めた旨や入社への強い思いなどを伝えましょう。また、特に印象に残ったことなども主文の内容として適しているといえます。なお、面接時に述べたことのフォローアップを行いたい場合も、主文で記載するとよいでしょう。
▼結びの言葉
【結びの言葉の記載例】
まずは面接の機会をいただけたお礼を申し上げたく、ご連絡いたしました。
ご多用かと存じますので、ご返信には及びません。
本日は誠にありがとうございました。
末筆ながら、貴社のますますのご活躍、ご発展をお祈りいたします。
あくまで「お礼の気持ち」を伝えるものであり、返信を求める内容ではないため、「返信は不要である」という旨を一筆そえるべきです。また、最後は定型の文章で締めくくるようにすると文章全体がきれいにまとまります。
▼署名
【署名の記載例】
氏名:〇〇◇◇
電話番号:123-4567-8910
メールアドレス:****@**.com
住所:(郵便番号とともに都道府県~建物名、号室まで記載する)
自身の氏名や連絡先、住所をメールの本文とは分けて記載します。難読漢字などわかりにくいものは、別途ふりがなを使用するとより丁寧です。
面接のお礼メールを送る際の注意点4つ
ここからは、メールを送る際の注意点を4つ解説します。内容が丁寧であっても、以下の注意点を見落としてしまうと場合により失礼と判断されてしまう可能性も。そのため、送信前にしっかりと確認しておきましょう。
1.面接を受けた当日または翌日までに送る
メールは、面接を受けた当日、もしくは翌日までを目途に可能なかぎりすみやかに送るようにしましょう。自身の面接が終わった後も、採用担当者は別の志望者の面接を行っている場合があります。
そのため、担当者の中で印象が残っているうちにメールを送信しておくべきです。また、採用の合否が面接直後に決定するケースも少なくありません。行き違いなどを防ぐためにも、早めの対応を心がけるとよいでしょう。
2.応募先企業の就業時間中に送る
たとえメールであっても、送信するのは就業時間中にすべきです。「いつ送っても見るのは就業時間内だから」と深夜の時間帯などに送信してしまうと、「一体どういう生活をしているのか」という心配や、「非常識では」という悪印象を招きかねません。
お礼メールにおける良い印象が面接の評価に直接影響することは少ないですが、悪い印象も同様とは限りません。そのため、メールは就業時間内に送ることを意識しておきましょう。
3.個人保有のアドレスを使用する
メールの送信は、必ず個人保有のアドレスで行いましょう。そして、現在勤務している会社のメールアドレスを使用するのは「非常識である」と判断されることや、不測のトラブルの原因となる可能性があるため避けるべきです。
たとえば、「自分のアドレスを持っていない」という場合は、フリーメールなどを用いて個人のアカウント、およびアドレスを作成するのがおすすめです。
4.文字の装飾や絵文字は避ける
特に強く伝えたい文章を強調するために、一部を太字や色文字にしたり、記号や絵文字を使用する場面もあるでしょう。ただ、お礼メールでそのような装飾や絵文字を使用するのは避けることをおすすめします。一般的なビジネスマナーにおいて、メールの文章を装飾したり絵文字を使用したりするのは不適切と考えられているためです。
相手に内容を伝えやすい文章にしたい場合は、文字の大小を変える、絵文字や色変更を用いるよりも、適切な改行をする、全体のフォントを一定にするとよいでしょう。すっきりと統一感のある文面になるため、読みやすいメールになります。
まとめ
今回は、面接後に送るお礼メールの記載例や注意点について紹介しました。お礼のメールは、その名の通り、企業が面接の機会を設けてくれたことに対する感謝の気持ちを述べるものです。
そのため、文面を考えるときは必ず自分の気持ちや言葉を軸に内容を練りましょう。自身の言葉で感謝の気持ちを伝えることで、礼儀としてだけでなく、より熱意や志望度の後押しになり得るメールとなります。
































