職務経歴書の自己PRの書き方は? 例文つきで書き方を徹底解説!

はじめに

職務経歴書の自己PRの欄は、アピールしたいと思うほどうまくまとまらないものです。自分の強みやアピールポイントを文章化することは意外に難しいでしょう。職務経歴書には自己PR以外にも書くことがたくさんあるため、自己PRの部分を目立たせるのも工夫が必要です。本記事では、職務経歴書で上手に自己PRを書く方法を解説します。

職務経歴書と履歴書の自己PRの違いは?

※画像はイメージです(GettyImages)
※画像はイメージです(GettyImages)

就職活動で企業にエントリーする場合、履歴書とは別に職務経歴書を提出することがほとんどです。しかし、履歴書にも自己PRの項目があり、この部分に同じ内容を書いていいのか、違うことを書いた方がいいのか悩む人も多いでしょう。

結論からいうと、同じ内容を書いて大丈夫です。全く違う内容のことをそれぞれに記入してしまうと、採用担当者からすると「この人は何が一番アピールしたいのか」判断がつきにくいからです。ただ、履歴書の自己PR欄は非常に小さく書ける文字数も限られています。

履歴書の自己PRには要約した内容を記入する、職務経歴書の自己PRには履歴書に書いた自己PRの詳細な内容を書く、というイメージで作成しましょう。

職務経歴書の自己PRの書き方4ステップ

職務経歴書の自己PRは、いきなり書こうと思ってもなかなか難しいものです。きちんとアピールできる自己PRを作るには段階を踏んで作成しなければ話がまとまりません。次の4ステップの順で作成してみましょう。

ステップ1 過去の実績・経験を書き出す

まずは自分の過去の実績や経験してきたことを書き出してみましょう。この段階ではメモ用紙に箇条書きするレベルで構いません。体裁よりも内容が大切です。

「10年間真面目に頑張ってきた」というような漠然とした内容ではなく、今までの仕事の経験の中でどんな実績を上げてきたのか思い出してください。「大きなプロジェクトのリーダーを経験した」「大きな契約の営業に成功した」など、具体的なエピソードを上げてみましょう。

ステップ2 応募企業のニーズに合致した実績・経験を厳選

自分が書き出した過去の実績や経験を見て、応募先企業の仕事の中で応用できるもしくは共通するような内容のものはありませんか。畑違いの職場であっても、その経験の秘訣が「コミュニケーション能力」であれば、新しい職場でも十分活かすことは可能です。このように、自分の過去の実績や経験と応募先企業のニーズで合致するものを探してみてください。

企業は「素晴らしい人材」が欲しいわけではありません。「自社にマッチしたスキルを持ち、活躍してくれる人材」を求めています。つまり、自己PRの内容がどれだけ企業のニーズにあっているか否かで採用担当者の印象が変わるということです。

ステップ3 経験・実績をもとに強みを言語化

どれを自分の自己PRとして記入するか決めたら、次はそれを言語化していきましょう。「営業をすごく頑張って、その月の1位を取った」という内容なら「どうしたら営業成績が伸びるかを考え、〇〇をしたところ、前月の△倍の売り上げを記録し、100名ほどいる営業部の中でその月の営業成績1位を獲得できました」といったイメージです。より具体的に、数値を使うとさらにイメージがつきやすく採用担当者の目に留まりやすくなります。

ステップ4 強みを裏付けるエピソードを考える

自分がアピールする強みについて「どうしてその強みが身についたのか」そのエピソードを考えてみましょう。例えば「幼少期から、物事に対して『どうしてだろう?』と疑問を持つ性格でした。仕事でもそれは変わらず、マニュアルがどうしてそうなっているのか詳しく見直し、内容が古かったり今の環境にそぐわなかったりしたため改善提案を行いました。」という風に具体的なエピソードが有効です。

職務経歴書の自己PRを書く際のポイント3つ

※画像はイメージです(GettyImages)
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職務経歴書の書き方が分かったところで、注意しておきたいポイントも3つ紹介しておきます。

1.長く書きすぎない

まずは、長く書きすぎないこと。どうしてもアピールしたいがゆえに自己PRは長くなってしまいがちです。ですが、採用担当者は一日にたくさんの書類に目を通しています。あまりにも長いと流し読みされてしまい、一生懸命書いた文章も大して印象に残らないまま終わってしまいます。

「つまりはこういうことでしょ」と最後まで読まないまま終わられてしまう可能性も。また、長くなりすぎると「話をまとめることが苦手な人だ」という印象を持たれる場合もあります。自己PRの文章は、長くても400~500文字くらいにおさめましょう。

2.履歴書の自己PRと一貫性をもたせる

当然ですが、履歴書に書いた自己PRと職務経歴書の自己PRの内容で矛盾があると、採用担当者に不信感を抱かせてしまいます。既にお伝えした通り「何を書くか」自体は履歴書と職務経歴書は同じで大丈夫です。簡潔に履歴書に記入したものを、職務経歴書で詳しく書くイメージです。

履歴書に書いたことと自己PRに矛盾点が出ると、たとえ書いてある実績が本当のことであっても、採用担当者に信じてもらえない可能性もあります。そうなるとどんなに素晴らしいことを書いていても意味がなくなってしまいます。そのため、この2つの内容には必ず一貫性を持たせるように注意しましょう。

3.抽象的な表現は避ける

お伝えしてきたとおり、自己PRはできるだけ具体的な数字やエピソードを用いて記入することをおすすめします。「すごく頑張りました」「契約をたくさん取りました」というように、漠然としていたり抽象的な表現ばかりであったりすると、あなたという人物像のイメージが沸きません。

逆に、具体的に書くことで「採用したらこの人はこんな風に活躍してくれるだろう」とイメージしてもらいやすくなります。できるだけ記入するものは具体的にしましょう。

職務経歴書の自己PRの例文を紹介

では、職務経歴書の自己PR文は実際にどのように記入すればいいのでしょうか。具体的な記入例を紹介します。自分だったらどう書くかイメージしながら見てみてください。

営業職への転職の場合

私は、前職の営業活動のときから「自分の担当のお客様と顔を合わせること」をとても大切にしてきました。もともと人と話すことが好きなため、アイスブレイクとして雑談を入れながらお客様の真の要望を聞き出すことで、ぴったりの商品を提案できたと思っています。

また「契約を取ったらそれで終わり」ではなく、アフターフォローや何か些細なことでも気になっていることはないか、必ず月に1度は自分の担当のお客様宅に伺うようにしていました。新規開拓と並行して、既存のお客様に会いに行くのは簡単ではありませんでしたが、スケジュールの調整や営業事務の方としっかり連携を取りながら実践してきた結果、お客様から信頼を得られ、新たなお客様を紹介してもらうことも出来ました。

その結果、前職では100名ほどいる営業部の中で3年連続営業成績1位を獲得しています。貴社に入社したあかつきにも、同じようにお客様とのつながりや内部の連携を大切にし、数字として結果を残していきたいと思っています。

事務職への転職の場合

私は、前職から常に事務における「迅速さ」と「正確さ」を大切に業務に励んできました。どんな些細な事務仕事でも、その先には待っているお客様がいると思うからです。そのためには、複雑な事務処理や経験がないと分からないようなレアケースの事務処理について、属人的なスキルに頼るマニュアルではダメだと思い、マニュアルの改定を上司に提案しました。

事務職で活躍するためにMOS検定を取得したおかげもあり、エクセルで事務のケースごとにどう対応するべきかマニュアルを作成し上司に提出しました。その結果、経験年数が浅い職員とベテラン職員のこなす量の差が縮まり、部署全体の業務効率化につながりました。

まとめ

職務経歴書の自己PRの文章は、簡単に書けそうで意外に難しい項目です。決められた文字数の中でアピールするということは、その内容を厳選したり言い回しを工夫したりする必要があります。

今回紹介した内容を参考に、自分の強みは何かそれをもっともアピールする方法はどうすればいいか考えてみてください。具体的な数字やエピソードを思い出し、しっかり組み込むことで採用担当者の目に留まりやすい自己PRを作れるでしょう。


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