履歴書の「趣味・特技」はどう書けばいい? 趣味や特技の記入欄には意外な存在理由があった

はじめに

履歴書の「趣味・特技」の欄は、何を書くか、意外と悩む人が多い項目です。「そもそもなんでこんな項目があるの?」と不思議に思うこともあるでしょう。実は、この項目は意外と重要な要素であり、書き方次第で面接が上手く運ぶ場合も多くあります。

今回は、そんな疑問の解決だけでなく実際に記載するポイントなども詳しく解説していきます。

履歴書の趣味・特技欄はなぜ必要?

そもそも、なぜ履歴書の「趣味・特技欄」は必要なのでしょうか。仕事と関係ないといってしまえばそれまでですが、この項目の存在には実はきちんと理由があるのです。その理由をきちんと把握した上で、どんなことを書くのか考えていきましょう。

※画像はイメージです(Getty Images)

▼人柄をアピールできる

まず、趣味・特技の項目があることによって「自分はどんな人間なのか」人柄をアピールできます。ヒューマンスキルが重要視される昨今、書面上の学歴や資格の有無だけで採用するか否かの判断はできません。

趣味や特技を聞くことで、その人がどんな経験をしてきてどんなことに興味を持っているのかを知ることができます。それは、仕事を遂行することやチームとして働いていくことに全く無関係とはいえません。

▼面接時の話題につながる

趣味や特技の欄を見て、面接時にその話題で盛り上がることも意外と多くあります。面接の際に話すのは、仕事や勤務に関する話ばかりではありません。アイスブレイクとして趣味や特技の話で盛り上がれば、そのあとの自己PRの際にものびのびと話しやすい雰囲気が出来上がります。

緊張したまま自己PRをするのと、緊張をほぐしてから自己PRするのでは、面接の運びが全く異なります。趣味・特技の欄にはこういった効果もあるのです。

履歴書の趣味・特技の書き方のポイント4つ

では、具体的に履歴書の「趣味・特技」の欄はどのようなことを書けばいいのでしょうか。4つの書き方のポイントについて詳しく解説していきます。

1.自己PRにつながるものを記載

「趣味・特技」の欄の書き方として最も理想的なのは、その内容が自己PRにつながることです。

例えば、「フットサルが趣味で、チームを結成し呼びかけ、約20名という大きなチームを作れた。そのリーダーとして、みんなのスケジュールを調整し大会に出場したりさまざまなイベントを企画したりしている」といった内容が挙げられます。

この例では、仕事とは直接関係ありませんが、その人のリーダーシップや調整力、企画力、行動力を読み取れます。これは、仕事に結びつけて考えた時、立派な自己PRになり得るのです。

2.応募企業に関連のあるものを記載

可能であれば、応募先の企業に関連することを記載するのも効果的です。例えば、応募先の企業がカフェや喫茶店などの場合に「趣味はカフェ巡り」などが挙げられます。「カフェ巡りが趣味で、休日にはさまざまなカフェに出向き、それぞれのカフェの特徴や工夫しているところを研究することが好き」といった書き方が好印象です。

一見ただの趣味に思えますが、仕事に置き換えると、自分の探求心やマーケティングへの意識・向上心・探求心ともとらえられます。

3.「特になし」や空欄は避ける

先に解説した通り、「履歴書に趣味・特技の欄がある理由」はきちんと存在します。そのため、「採用に関係ない」「自分には趣味や特技がない」と思い、「特になし」と記載してしまうことは避けましょう。中には、実際に趣味や特技と言えるものがこれといってなく、「特になし」と記載してしまう方もいます。

ただ、それではこの欄がある意味が全くありません。大げさな内容ではなくても、自分が興味のあることや一時期ハマっていたことなどでもいいので、出来るだけ何か考えてみましょう。

4.箇条書きで簡潔に記載

趣味や特技は、自分の好きなことを記載するため語りだすと終わりがない人もいるでしょう。そのため、趣味や特技が多い人ほど、長々と書いてしまいがちです。気を付けたいのは、採用担当者がパッと見てすぐに内容が分かるよう、簡潔に記載することです。

箇条書きで書くとさらに読みやすくなり、採用担当者の目に留まりやすくなります。同じことを記入するにしても、記入の仕方によって相手の受け取り方は全く変わりますので、こういった工夫も取り入れていきましょう。

履歴書に書く趣味・特技がない場合の対処法2つ

※画像はイメージです(Getty Images)

「本当になんの趣味も特技もない」「何も思い浮かばない」という人も少なくありません。誰もが趣味や特技を持っているわけではありません。また、仕事で今まで忙しくしてきた人は特に、趣味などに時間を費やせずにいたでしょう。「趣味・特技の欄」に書くことがない人のための対処法についても紹介します。

1.子どもの頃の習い事を記載

子どもの頃の習い事を書くという方法があります。「最近は忙しく、練習できていませんが…」と前置きをした上で書けば、今現在はもう続けていないことでもつじつまが合います。例えば、「〇歳の頃から△△をしており、県のコンクールで受賞した」といった書き方です。

2.日常生活で続けてきたことを記載

趣味や特技とまではいかなくても、日常生活で続けてきたことはありませんか。例えば「毎朝ジョギングをしている」「動画サイトを見ながら毎晩ストレッチをしている」といった日常的に続けていることがあれば、それは趣味として書けます。

自分がなんとなく続けてきたことでも「継続は力なり」という言葉があるように、継続する力は仕事にも通ずるものがあります。こういったことも十分アピールになりますので、あてはまることがある方は躊躇せず記入しましょう。

履歴書に書くべきでない趣味・特技は?

「趣味・特技」の欄は、何でも自由に書いていいものではありません。採用の場で見せるものであるため、趣味であったとしても書かないほうが無難なものもあります。

例として、パチンコや競馬・競艇などが挙げられるでしょう。こういったギャンブル性の高いものは、一般的にどうしても印象が悪くなってしまいがちです。どうしても書きたい場合、それを書いた理由を付け足すことをおすすめします。

例えば「幼少期に競馬場に連れていってもらったことが忘れられず、かっこいい競走馬を見るために競馬場に通っている」といった風に、ギャンブルのイメージを払拭するよう工夫しましょう。

また、そのほか政治や宗教にかかわることも避けたほうが無難です。こういった内容の話は相手の思想によって受け取り方が変わるため、親しい仲の相手でも話をする際に配慮が必要です。ましてや、複数人いるような面接の場で話すにはふさわしいとはいえません。

まとめ

履歴書の「趣味・特技」の欄は、採用結果に直接的に関係することではありません。ただし、その内容によっては面接の場が和んだり仕事に結びつけて考えたときに、いい方向に働くことが大いにあります。

趣味や特技がある人は、仕事の内容や姿勢に結び付けられるような書き方に工夫しましょう。また、趣味や特技がないという方は「特になし」はできるだけ避けて、些細なことでもいいので記入するようにしましょう。


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