履歴書の「基本的な書き方」は? 各項目の記入ポイントや例文を紹介

はじめに

企業へエントリーする際に必要になる履歴書。一見、項目に沿って書くだけのように思えますが実は中身が意外に重要です。「いくつも企業に応募しているけれど、なかなか次の選考に進めない」という方は、経歴ではなく履歴書の記入内容に改善点があるのかもしれません。本記事では、履歴書の書き方について詳しく解説していきます。

履歴書の書き方を記入欄別に紹介

※画像はイメージです(Getty Images)
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履歴書に書く項目は、普段書きなれている内容から、履歴書を書くために時間をかけなければ書けない内容のものまでさまざまあります。これらの各項目について、それぞれ記入の仕方を紹介していきます。

1.基本情報欄

まず一番上に来るのは「基本情報」と呼ばれる名前や住所などの欄です。ここには、自分のプロフィールを記入することになりますが、以下の点に気を付けましょう。

【生年月日】

生年月日欄など日付の年号は、西暦・和暦どちらでも構いませんが、和暦の場合「H30」と省略表記はNGです。また、和暦と西暦を混在させずどちらかに統一しましょう。

【写真】

全体的に清潔感のある印象を与えることを意識してください。女性の場合はナチュラルメイクとし、髪が長い人は一つにまとめてください。服装はスーツです。顔は歯を見せず口を閉じたまま口角をあげ、落ち着いた微笑み顔で取りましょう。姿勢にも注意してください。

【住所・電話番号】

住所は都道府県からマンション名・部屋番号など正確にすべて記入します。電話番号欄にはつながりやすい個人の電話番号を記入します。現在の職場の電話番号などは避けてください。また、固定電話がない場合は空欄で大丈夫です。その場合は携帯電話の欄に番号を記入しましょう。

【メールアドレス】

きちんとチェックできる個人のメールアドレスを記入します。職場のメールアドレスや、普段使っておらずチェックが漏れてしまいそうなメールアドレスは避けてください。記入の際には「数字の0」と「アルファベットのo」など読み取りに間違えやすい文字がある場合は、適宜補足を入れ正確に伝わるように工夫しましょう。

2.学歴・職歴欄

学歴については、最終学歴から1つ前のものから記入します。つまり、大卒者であれば高校卒業から記入します。学歴欄でよくある記入間違いのポイントを以下にまとめました。

  • 卒業年度・月の間違いに気を付けましょう
  • 学校名や学部名は省略せず、正式名称で記入しましょう
  • 一番上の行は「学歴」とします

【学歴の記入例】

[学歴]

平成〇年 3月 ××高等学校 卒業

平成〇年 4月 △△大学 経営学部経営学科 入学

平成〇年 3月 △△大学 経営学部経営学科 卒業

もし留学の経験がある場合、語学力のアピールなどが可能であればそれも学歴欄に記入しましょう。

職歴については、学歴と違い、経験した職場の経歴をすべて記入します。書き方は「会社名 配属部署または仕事内容」を1セットとし、複数の職場を経験している方はこれを繰り返して書きます。書き始めは学歴の最後の行の次の行に「職歴」と書き、その下に具体的な職歴を続けて記入します。

【職歴の記入例】

[職歴]

平成△年 4月 ××株式会社 入社

総務部にて一般事務に従事

平成×年 3月 一身上の都合により退社

平成□年 4月 〇〇株式会社 入社

関東支社 東京営業部に配属 自社商品の営業に従事

現在に至る

まだ会社で勤めている場合は、上記のように最後に「現在に至る」とつけます。

3.免許・資格欄

免許や資格についても、学歴と同様に取得年月を間違えないように正式名称で記入します。正式名称が分からない場合は、資格証明書や資格を運営している協会などのHPで確認が可能です。もし、免許や資格が多すぎて書ききれないという場合は、すべて記入する必要はありません。応募先企業に関連性の高いものを優先的に記入しましょう。

4.志望動機欄

志望動機の欄は、今までの経歴や自分はどのように働きたいのかをうまく交えながら、枠内に収まるように記入します。一番のアピールポイントともいえる場所なので、長くなり入り切らないこともあるでしょう。

転職の場合は、履歴書とあわせて職務経歴書も提出することがほとんどです。職務経歴書には志望動機を書くスペースが多く確保されますから、志望動機欄はそれの要約やどうしても伝えたい部分のみを記入しましょう。

5.本人希望欄

この欄には基本的に「貴社の規定に従います」と記入するのが一般的です。それ以外になにか自分からの要望がある場合は、端的に記入しましょう。

【記入例】

営業職を希望します。

本人希望欄は、内容によっては採用担当者のイメージダウンになりかねません。面接で交渉したほうがいいことと、履歴書の本人記入欄に書いておいたほうがいいことは分けて考えましょう。

履歴書の書き方のポイント3つ

※画像はイメージです(Getty Images)
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履歴書の書く項目の記入方法がわかったところで、履歴書全体における書き方のポイントも3つ紹介します。

1.履歴書は手書き・パソコンどちらでもいい

履歴書は手書きで書くべきなのか、パソコンで作ってもいいのか悩むこともあるでしょう。履歴書や職務経歴書は手書きでもパソコンでもどちらでも構いません。字がきれいな人は手書きでチャレンジしてみるのもいいでしょう。

最近ではパソコンで作成する人がほとんどですから、手書きの履歴書はインパクトがあります。もちろん、パソコンであっても中身がきちんとしていれば何も問題はありません。自分の得意な方で選んで作成しましょう。

2.空欄は避ける

趣味の欄や本人希望欄など、何を書けばいいのかいまいちパッとしない項目があるのは確かです。ですが、出来るだけ履歴書の項目を空欄にするのは避けてください。履歴書の項目は全て埋めることが基本です。

趣味の欄は特に、ギャンブルなどは印象がマイナスになりがちなので避けたいところですが、基本的には自分の趣味を素直に書けば大丈夫です。アイスブレイクの話題に使われることが多いので、嘘は書かないようにしましょう。時には、幼少期からずっと続けているスポーツなどを記入することでアピールになることもあります。一見「パッと思いつかないし、採用には関係なさそう」という項目でも、空欄にはしないようにしましょう。

3.修正ペン・修正テープ・消せるペンは使用しない

履歴書がいざ出来上がったと思ったら、内容に不備があったり間違えに気が付いたりすることもあるでしょう。そんなときは面倒かもしれませんが、1から作り直しです。間違っても修正ペンや修正テープを使用してはいけません。履歴書は正式書類ですから、修正ペンなどの使用は厳禁です。

また、ここ数年で飛躍的に人気となったフリクションペン(消せるボールペン)も使用はできません。フリクションペンのインクは熱に弱く、書類の保管環境などで簡単に消えてしまうこともあります。そのため、履歴書に限らず正式書類には使用NGと覚えておきましょう。

まとめ

履歴書は応募先企業が最初に目にするあなたに関する書類です。あなたの第一印象といっても過言ではありません。書類選考の時点でマイナスな印象がついてしまわないように、基本的な記入方法はしっかり守りましょう。

正しい記入方法を守りながら、志望動機などをしっかり埋めていくことで次の選考に進める可能性は上がります。今回紹介した内容をぜひ、履歴書作成時の参考にしてください。


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