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履歴書の用紙サイズはどれ? 選び方や注意点を紹介

はじめに

履歴書の用紙に最適な大きさはあるのでしょうか。実際に自分が履歴書を書く時に、どの大きさを選べばよいか迷うこともあるでしょう。この記事では、履歴書の用紙を選ぶ方法や注意点について紹介します。

サイズ指定があった際は、迷うことなく指示に従いましょう。履歴書は、採用担当者の第一印象を左右するほど重要なため、作成する際の参考にしてください。

履歴書の用紙サイズはA4かB5

※画像はイメージです(GettyImages)
※画像はイメージです(GettyImages)

履歴書の用紙サイズは、A4(横210mm×縦297mm)かB5(横182mm×縦257mm)のどちらを使用しても問題ありません。ではなぜ履歴書には、2種類の大きさがあるのか、どちらのサイズが主流なのかを紹介していきます。

なぜサイズが2種類あるのか

A判はドイツ発祥であり現在では国際規格。B判は、日本の美濃紙が元となった日本独自の規格です。

履歴書は、1990年以前はB4判を二つ折りにして使用するB5判が一般的でした。1990年代以降は、書類のグローバル化が進み、書類は国際規格であるA判に統一され、履歴書もA3判を二つ折りにしたA4判が増えました。

20年前の就職活動時の履歴書はB5判が主流のため、ミドル層の方は履歴書といえば、B5判。20代の方は、履歴書はA4判の利用が多い傾向があります。

履歴書の用紙サイズの選び方4つ

ここでは、履歴書の用紙の大きさの選び方を紹介します。

1.応募先企業の指定に従う

応募企業の指定があれば、指定された大きさで作成します。サイズ指定は、企業の採用サイトページや募集要項などで確認しましょう。指定された大きさと異なる規格での応募は、募集要項をよく読んでいないと見なされ、採用担当者に悪い印象を与える可能性もあります。

また、履歴書の大きさの呼び名は、企業によって異なります。A3判を二つ折りにして使用するA4判は、「A判」「A3判」、B4判を二つ折りにして使用するB5判は、「B判」「B4判」と呼ばれることも。

もし、応募先企業からサイズ指定がなければ、どちらの大きさで作成しても問題ありません。

2.世の中の傾向に合わせる

大きさの指定がない場合には、一般的な世の中の傾向に合わせることで、書類選考段階でのマイナスの印象を避けられます。

【A4判の使用が多いケース】

・新卒採用

新卒の就職活動では、A4が推奨されることが多い傾向があります。

・PCで作成する方

職務経歴書をPCで作成する方は、履歴書と大きさを合わせるケースもあります。

【B5判の使用が多いケース】

・アルバイトやパートへの応募

正社員募集に比べて必要とされる情報が少ないため、簡潔に書ける用紙サイズを選ぶ方が多いです。

・パソコンをあまり使わない業種

パソコン作業が少ない業種はB判の利用が多い傾向があります。

3.記入が多いならA4、少ないならB5

A4判はB5判より一回り面積が大きいため、記入欄が大きくなります。自己PRや志望動機などで記載したい内容が多い方は、小さな文字で情報を詰め込むよりも記入欄が大きいA4判を使用した方が読みやすいことも。逆に、記載したい内容が少ない方は、空白が目立たないようB5判の利用がおすすめです。

4.他の書類とサイズを合わせる

履歴書の他に職務経歴書などの提出書類がある際は、他の書類と大きさを合わせると見栄えがよくなります。また、書類の大きさが揃っている方が、受け取る採用担当者が応募書類の管理をしやすいためより丁寧な対応です。PCで作成する書類の多くがA4のため大きさを揃える場合は、履歴書もA4で作りましょう。

履歴書を印刷する際の用紙サイズや注意点

※画像はイメージです(GettyImages)
※画像はイメージです(GettyImages)

ここでは、履歴書を印刷する際の用紙の大きさや注意点を解説します。

家庭用プリンターで印刷する場合

PCで作成した履歴書は、データ提出以外では、紙に印刷をします。履歴書は、A4判はA3見開き、B5判はB4見開きです。自宅の家庭用プリンターで、A3、B4を印刷できない機種の場合は、履歴書専用紙で作成するか、コンビニなどのプリンターを利用しての印刷がおすすめ。

専用紙は、1辺を簡単にはがせる糊がついています。印刷後、糊付け部分をはがすと、A3見開きの履歴書を作成できます。プリンターは、用紙の給紙方向がタテ給紙、排紙が並行タイプであれば利用可能です。A4またはB5で印刷する際は、2枚に分けて印刷しましょう。また、コピー用紙は厚みがある用紙を使うことをおすすめします。

コンビニなどの複合機で印刷する場合

自宅にプリンターがない方や自宅で対応できないサイズを印刷する方は、コンビニなどの複合機で印刷ができます。

印刷方法は、メモリ媒体に保存して持ち込むか、スマートフォンのアプリにファイルをアップロードすることで、印刷対応ができます。大きさはA3かB4で印刷を。2枚で印刷したA4やB5をコピー機に2枚並べてA3サイズにするのは、画質が悪くなるため避けましょう。

印刷時の注意事項は3点あります。

1.縮小印刷はNG

A4・B5で印刷する際に縮小印刷は避けましょう。2枚で印刷をします。

2.両面印刷はNG

履歴書を両面で印刷して提出するのは避けましょう。

3.写真部分は写真を別途添付

プリンターで印刷する際に、履歴書の写真データと履歴書と一緒に印刷するのはマナー違反。証明写真か写真用の用紙に印刷されものを履歴書に糊付けするのがルールです。

封筒は履歴書の用紙サイズにより異なる?

履歴書を提出する際には封筒に封入します。封筒の大きさは、A4判に対応した白の角2号か角型A4がおすすめです。履歴書は正式な書類のため、折り曲げないで封入した方がよいといえます。

履歴書の購入時に同封されている小さな封筒は、履歴書を三つ折りにしないと入らないため使用しない方が無難。書類が曲がると字が読みにくくなる可能性があります。

履歴書や他の書類をクリアファイルに入れた状態で封入することが、丁寧な対応といえます。郵送時の天候不良や手渡し時の不測の事態で封筒が濡れることや汚れることも考えられるため、書類はクリアファイルに入れ封入するとよいでしょう。

まとめ

この記事では、履歴書のサイズ選びについて紹介しました。募集要項などでサイズの指定がないケースは、本人がサイズを選択して問題ないといえます。どうしても心配な場合は、採用担当者にどちらのサイズが推奨されるかを確認してもよいでしょう。

履歴書は書類選考のための重要な書類です。マナー違反で悪い印象を与えないよう、注意事項に留意して提出しましょう。


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