ヤフーとLINE統合1年 PayPay軸に連携強化

    Zホールディングスの出沢剛共同最高経営責任者(同社提供)
    Zホールディングスの出沢剛共同最高経営責任者(同社提供)

    ヤフーと無料メッセージアプリ運営のLINE(ライン)が統合してから1日で1年を迎えた。両社を傘下に持つZホールディングス(ZHD)の川辺健太郎、出沢剛の両共同最高経営責任者(CEO)が産経新聞の取材に応じ、グループの各種サービスを利用すると決済サービス「PayPay(ペイペイ)」の残高がたまる「PayPay経済圏」を強化していく考えを示した。

    川辺氏は「グループ全体の経済圏をユーザーにお得で便利にしていくのは統合の効果で最も大事なことの一つ」と指摘。その上で出沢氏は「グループを横断したプログラムが肝になる」と強調した。今後、グループの電子商取引(EC)サービス「ZOZOTOWN」など各サービスを多く利用した人ほどPayPay残高がたまる施策を打ち出す。

    一方、PayPayを基軸とした連携強化に伴い、川辺氏はこれまでヤフーの各サービスの利用に伴って付与されてきた「Tポイント」の運営会社の株式売却を検討していることを明らかにした。

    関係者によると、運営会社の株式を保有する親会社のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とZHD、ソフトバンクの3社で協議を進めたところ、ZHDとソフトバンク両社が保有する計35%分の株式を売却する方針が1日までに決まったという。3月末までに売却価格などの調整も完了するとみられる。

    ヤフーは平成24年にCCCと資本業務提携し、各サービスの利用でTポイントを付与してきたが、4月からは一部のサービスを除いてTポイントの利用や付与を終了することを発表している。


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