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    日本ファイナンシャル・プランナーズ協会理事長 白根寿晴さん(67) 上級資格者「CFP」の活動支援に重点

    日本ファイナンシャル・プランナーズ協会理事長・白根寿晴さん
    日本ファイナンシャル・プランナーズ協会理事長・白根寿晴さん

    ――人生100年時代を迎え、ファイナンシャル・プランナー(FP)の役割はますます重要になる

    「収入が伸びない中でライフプラン(人生設計)を充実させるには、人生を豊かにするための投資などに正しく使う一方で、お金に働いてもらう(ためる、増やす)必要がある。FPは生活者の夢や希望がかなうように一緒に考え、サポートするパートナーであり、『家計のホームドクター』として活動範囲が広がるはずだ」

    ――生活者に対する金融経済教育への取り組みは

    「明るい将来のライフプランの実現に向け、小学生からお金の知識や活用法を身につける教育に取り組んでいる。中学・高校生向けテキスト『10代から学ぶパーソナルファイナンス』を昨年、全面改訂して発行した。令和4年度から高校の家庭科で資産形成の内容が必修化されるので、FPの派遣ニーズが高まると期待される」

    ――世界共通水準の上級資格「CFP」の導入から5月で30年を迎える

    「FP資格を持つ約20万人のうち上級資格のCFPは約2万4000人。ただ実際にFP業で収入を得ている実務家は少ないので増やすことに力を注ぐ。そのため従来の資格取得から、いかに活動するかに重点を移す。この一環として(協会が発行する)『FPジャーナル』に掲載された事例研究のデジタル化に取り組むなどFP実務家の力量向上を支える」(松岡健夫、写真も)

    しらね・としはる 早大法卒。昭和52年、住友電気工業入社。税理士登録を経て平成9年にエフピーインテリジェンスを設立し、代表取締役。14年日本ファイナンシャル・プランナーズ協会理事、24年から理事長。東京都出身。


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