リディアワークス、東日印刷などと資本・業務提携 内照式布看板の市場拡大狙い

    新千歳空港に採用された内照式の布看板「ルーファス」(リディアワークス提供)
    新千歳空港に採用された内照式の布看板「ルーファス」(リディアワークス提供)

    空間ディスプレーの製作などを手掛けるリディアワークス(東京都墨田区)は29日、内照式布看板「ルーファス」の市場拡大を目的に、毎日新聞グループホールディングス傘下の東日印刷(同江東区)、OA機器販売のトライ(同)と資本・業務提携する。東日印刷とトライは、リディアワークスが発行する優先株をそれぞれ1000万円引き受け、内照式布看板事業に参入する。

    「ルーファス」は印刷した布をアルミ枠にはめ込み、内側から光を照らす内照式の布看板。今回の提携により、分解したフレームとともに持ち運びができ、展示会場などの現場で簡単に設営できる「モバイル・ルーファス」の商品化を急ぐ。これまでルーファスの売上高はピークで年間1億6000万円だったが、3年後に年5億円を目指す。

    リディアワークスによると、ルーファスはアクリル製の電飾看板に比べ、製造時の二酸化炭素(CO2)を95%、電気代を68%削減できるという。新千歳空港やSUBARUのディーラーなどで採用されているほか、令和元年のグッドデザイン賞「ベスト100」にも選ばれている。


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