ロシアのプーチン大統領は3月31日、ウクライナ侵攻を理由にした欧米の制裁に絡んでロシア航空各社が外国の航空機リース会社から契約を打ち切られた問題で「欧米企業は一方的に契約義務を拒否し、ロシア企業をだました」と批判し、今後は国産旅客機の製造を拡大するように指示した。タス通信などが伝えた。
プーチン氏は「ロシアの航空会社は契約を履行し継続する考えだったが、欧米側が拒否した。対抗せざるを得ない」と指摘。「航空産業は困難な状況にあるが、発展のチャンスでもある」と語り、今後10年間に国産旅客機の生産を大幅に増加するべきだと強調した。
外国のリース会社は2月末時点でロシアの航空会社に515機の旅客機を貸していた。リース契約打ち切りに対抗してロシアは国際線の運航を停止し、機体の回収を阻止した。(共同)






























