米アマゾンで初の労組結成 ニューヨーク市の物流拠点

    米アマゾン・コムのニューヨーク市スタテン島の倉庫従業員は1日、労働組合の結成を賛成多数で可決した。アマゾン従業員による労組結成は米国で初めて。アマゾンは組合結成に反対してきたが、待遇や労働環境の改善を求める声が強いことが示された。他の地域にも波及する可能性がある。

    アマゾンのロゴ=2020年10月、米ボストン(AP=共同)
    アマゾンのロゴ=2020年10月、米ボストン(AP=共同)

    米全国労働関係委員会(NLRB)の管理下で、組合結成を従業員に問う投票を行った。有効投票総数4785票のうち賛成が2654票、反対が2131票だった。従業員側は労災補償や賃金の改善、休憩時間の延長などを求めている。

    アマゾンは「会社と直接関係を持つことが従業員にとって最良だと確信しており、投票結果に失望している」との声明を出した。異議を申し立てる可能性もあるとした。(共同)


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