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京都大、研究炉1基を令和8年に運転終了 使用済み燃料処分の見通し立たず

京都大複合原子力科学研究所=大阪府熊取町(京大提供)
京都大複合原子力科学研究所=大阪府熊取町(京大提供)

京都大は5日、複合原子力科学研究所(大阪府熊取町)にある原子炉施設2基のうち、研究用原子炉(KUR)1基について令和8年5月に運転を終了し、廃炉すると明らかにした。使用済み燃料の処分の見通しが立たないことなどが理由。今後の研究は、既存施設の再整備や残る1基を使用するなどして対応するとしている。

京大などによると、KURは昭和39年、研究炉として初臨界。5千キロワットの出力は大学の研究炉としては国内最大で、物理学や化学、生物学など幅広い研究分野で使用されてきた。

研究で発生する使用済み燃料について、令和8年5月分まで米国が引き取ることで合意していた。ただ、それ以降の処分の見通しが立っていなかったことなどから、KURの運転継続について京大が検討していた。

研究所では今後、残る1基の臨界集合体実験装置(KUCA、100ワット)を引き続き使用するなどして研究を継続。高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市、廃炉作業中)の敷地に、福井大と日本原子力研究開発機構との共同で、新たな研究炉の設置も予定している。

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