米紙ニューヨーク・タイムズは4日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャの衛星写真と動画を同紙が分析したところ、多数の民間人殺害はロシア軍撤退前の同軍管理下で起きたことが分かったと伝えた。
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ロシア軍撤退後に虐殺が起きたなどとするロシア側の主張は、事実ではないと指摘した。ロシア軍は先月30日前後に撤退したが、多くの殺害行為は3週間以上前に行われたとみられるという。
紙によると、ブチャの大通りに横たわっていた少なくとも11遺体については、衛星写真により、先月11日から倒れていたことが確認できた。遺体が写り始めたのは9日から11日にかけてで、この間に殺害されたとみられる。(共同)