経済産業省が28日発表した令和3年度の鉱工業生産指数速報(平成27年=100)は前年度より5・8%高い95・5だった。指数の上昇は3年ぶりで、上げ幅は現行基準で比較可能な14年度以降で最大。生産用機械などが持ち直し、新型コロナウイルス禍で20年度に9・6%低下した反動もあって大幅上昇となった。
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同時に発表した令和4年3月の生産指数速報(季節調整済み)は前月より0・3%高い96・5だった。上昇は2カ月連続。基調判断は「持ち直しの動きがみられる」で据え置いた。
3月を業種別に見ると、生産用機械や化学など8業種が上昇した。自動車や無機・有機化学など7業種は低下した。