岸田文雄首相は24日午前、官邸で開かれた日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」首脳会合で、バイデン米大統領、インドのモディ首相、オーストラリアのアルバニージー首相に「東京で(会談を)迎えることを大変うれしく思う。本日は対面であることを生かして国際情勢や地域情勢について率直な意見交換を行うことを楽しみにしている」と歓迎した。首相の冒頭あいさつは次の通り。
バイデン氏、モディ氏、そしてアルバニージー氏を東京でお迎えできますこと、大変うれしく思う。特に、アルバニージー氏、ようこそ東京へ。首相就任に心からお祝いを申し上げる。選挙直後に日本まで足を運んでいただき、心から感謝する。
昨年来、『ジョー(バイデン氏)』のリーダーシップで4カ国の首脳はたびたび会合の機会を持ってきた。本年、日本がバトンを受け継ぎ、こうして東京で首脳会談を実現できたことを大変うれしく思う。
昨年9月の会合以降、われわれが重視する法の支配に基づく国際秩序を根底から揺るがす事態が起きた。ロシアによるウクライナ侵略は国連憲章でもうたわれている諸原則への真っ向からの挑戦だ。われわれはインド太平洋地域で同じようなことを起こしてはならない。こうした厳しい情勢の中だからこそ、われわれが一堂に会して、4カ国の連帯と自由で開かれたインド太平洋という共通のビジョンの強固なコミットメント(関与)を国際社会に示す意義は極めて大きいと考える。
本日は対面であることを生かして国際情勢や地域情勢について率直な意見交換を行うことを楽しみにしている。同時に地域諸国とともに歩むことなしに、日米豪印協力の成功はあり得ない。ASEAN(東南アジア諸国連合)、南アジア、太平洋島嶼(とうしょ)国といった地域諸国の声にしっかりと耳を傾け、地域が直面する喫緊の課題の解決に資するような、協力を一層進めていく必要がある。
本会合ではこれまで進めてきた幅広い分野の実践的協力の具体的進展を確認するとともに、地域の気候変動対策支援、海洋状況把握、人道支援、災害救援といった新たな分野での協力についても議論したい。































