京都大や山口大、宮崎大などのチームは、人の気管支の細胞から「ミニ気管支」を作製し、新型コロナウイルスを感染させる実験をしたところ、オミクロン株が他の変異株に比べて感染力が弱いとの結果が出たと30日、英科学誌に発表した。
チームは市販されている気管支の細胞に試薬などを加えてミニ気管支を作製。直径約0・2ミリで、内部に空気が通る空洞があり、人の気管支と同様に複数の種類の細胞で構成されていた。アルファ株やデルタ株など8種類のウイルスに感染させて3日間観察。オミクロン株は他の変異株に比べてウイルスを複製する能力が低く、感染力が弱いことが確認された。
さらに男女5人ずつの細胞から作ったミニ気管支で比べたところ、男性の方がウイルス量が増えやすく、感染しやすい傾向が確認された。抗ウイルス薬「レムデシビル」などを作用させると、ウイルス量が減少することも確認した。
チームの高山和雄京大講師(幹細胞学)は「今後の薬や治療法の開発に生かしていきたい」と話した。































