厚生労働省は3日、令和3年の人口動態統計(概数)を発表した。昨年生まれた子供の数(出生数)は81万1604人(前年比2万9231人減)で、6年連続で過去最少を更新した。女性1人が生涯に産む子供の推定人数を示す「合計特殊出生率」は1・3で、前年より0・03ポイント下回り、6年連続で低下した。
死亡数は戦後最多の143万9809人(同6万7054人増)だった。2年は11年ぶりに減少したが、3年は再び増加に転じた。出生数から死亡数を引いた人口の自然減は62万8205人で、過去最大の減少幅となった。
出生数をめぐっては、第2次ベビーブーム期だった昭和48年に約209万人を記録して以降、減少傾向が続いており、平成28年には約97万人と初めて100万人を割った。令和元年は約86万人と90万人を下回り、「86万ショック」と呼ばれた。
出生率に関し、政府は若い世代が希望通りの数の子供を持てる「希望出生率1・8」を目標に掲げている。今回の合計特殊出生率1・3は過去4番目に低く、最も低かった平成17年の1・26に近づいている。
都道府県ごとでは高い順に沖縄1・8、鹿児島1・65、宮崎1・64となった。低い順では東京1・08、宮城1・15、北海道1・2となり、今回も「西高東低」の傾向が表れた。
婚姻件数は50万1116組(同2万4391組減)で戦後最少となった。元年は7年ぶりに増加し、「令和婚」の影響といわれたが、2年から再び減少している。離婚件数は18万4386組(同8867組減)だった。
第1子出産時の母親の平均年齢は30・9歳と6年ぶりに上昇した。晩産化が進んでいることがうかがえる。































