法務省は、刑務作業でより魅力的な製品を作るため、アウトドア用品大手「モンベル」(大阪市西区)と連携協定を結んだと発表した。網走刑務所(北海道網走市)では既に同社がデザインした手拭いとコースターを製作。好評だったため他の刑務所でも同様の取り組みを広げる。
多くの人に手に取ってもらうことで、受刑者が社会との絆を意識し更生につなげる狙い。6日にはモンベルの辰野勇会長が法務省を訪れ、網走刑務所とコラボした製品をPR。古川禎久法相は「受刑者の意欲につながる貴重な取り組みだ」と評価した。
網走刑務所ではエゾシカやキタキツネなど地元の生き物や自然をあしらったコースター7種と手拭い2種を製造。モンベルのオンラインショップなどで販売をしている。