就活時間ない体育会系学生を支援 採用コンサルが来月から

    採用コンサルティングのW.M(ダブリュードットエム、横浜市西区)が、来月から大学運動部に所属する体育会系学生に特化した就活支援サービス「キミラボダイレクト」を始める。スポーツに打ち込む体育会系学生は、企業からの人気も高いが、公式戦や練習などの影響で就職活動の開始時期が遅れる傾向にある。多忙なことを考慮し入部直後から登録でき、1日だけのインターンを用意するなど、体育会系学生に沿ったサービスを展開する。

    同社は現在、サービス開始を前に登録を考えている体育会系学生と、このサービスを介した採用を考えている企業の事前エントリーを受け付けている。令和5年に卒業を予定する大学生らの採用選考活動が今月1日に解禁されたことも踏まえ、サービスは7月からウェブサイトや専用のスマートフォンアプリで始める。体育会系学生と一般学生らを一緒に登録させる大手の就活支援サービスと差別化する。

    同社は体育会系学生の支援やアスリートの引退後のセカンドキャリア支援などを目的に昨年創業。スポーツ経験者や関係者が経営陣として参加している。設立とほぼ同時に体育会系学生を採用したい企業を支援する法人サービス「キミラボ」を展開してきた。キミラボでは、体育会系学生の登録機能はなく、競技団体や大学の就職課など「窓口」を紹介する程度で、サービスは限定的だった。

    今年1月に関東の体育会系学生80人に対してアンケートを実施し、「就職活動の開始予定時期」を聞いたところ、2割近くが「3年次の4月から」と答えた半面で「まだわからない」との回答も3割を超えた。就活の開始時期は早まる傾向がある中で、「体育会系学生は部活に4年間打ち込むため、なかなか就活の時間がとれないという悩みがある」(キミラボ運営責任者の西城俊哉氏)ことから、体育会系学生に特化した就活支援サービスが必要と判断した。体育会系学生は人数も比較的多く、企業も規律などに慣れた学生を好むことから、ある程度の採用実績数が期待でき、成功報酬が見込めるのも理由だ。

    キミラボダイレクトでは、登録情報を参考に働きたい業種を把握。学生に適したインターンシップや会社説明会を選び、参加をメールやスマホアプリの通知機能などで促す。企業に対しては、気になる学生を代わりに〝スカウト〟するサービスも提供するが、企業側が直接アプローチすることも可能にする。今年度中に登録企業を200社、登録学生数8万人を目指す考えだ。

    体育会系学生の就活をめぐっては、就職斡旋(あっせん)を手掛けるザッツ(千葉県船橋市)も強化している。今年2月に体育会系学生を念頭に、中小人材紹介会社が引き受けた求人・求職案件を一つにまとめ、より広範な人材紹介を可能にする情報共有システムの提供を人材会社向けに始めるなど、就活や採用に関する支援が充実しつつある。(青山博美)


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