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シードルを輸入販売する会社経営者の前職は…チェーザレの“面白い人生”

シードルとはりんご酒である。古代ローマ時代にジュリアス・シーザーが愛飲し、彼が英国に持ち込んだとの逸話もある。即ち、紀元前から存在する酒である。リンゴが収穫できる場所ならどこにでもある。多くのりんご酒のアルコール度数は2-8%程度である。

ただ、地域によってジャンルが違う。フランスならシャンパーニュのような食前酒だ。英国やオランダではビールのように気軽に飲まれ、スペインやドイツは食中酒が多い。スカンジナビア諸国だとロックで食後に飲むこともある。米国にいくとシードルとジュースのカテゴリーの両方に存在感がでる。

シードルのセミナーで話すチェーザレ
シードルのセミナーで話すチェーザレ

日本ではリンゴはそのまま食べることが主流だが、米国や欧州ではこうしたりんご酒やジャムなどの加工品になる割合が多い。シードルの大規模生産の有名ブランドも存在するが、欧州においてはクラフト市場が根強いのだ。

「イタリアではまだニッチ市場だが、徐々に愛飲者が増えている」

このように語るのが、今回の主人公、チェーザレ・マレスコッティである。シードルを輸入販売する会社の経営者だ。客はイタリア全土に渡る。北部から中部にかけてのクライアントが多いが、南部の観光地のバーなどでも人気らしい。欧州の他国、例えばスペインやフランスからの旅行者が「故郷の味」を楽しむとのパターンだ。 2016年、彼はシードルのビジネスをはじめた。2年ほど前からはシードルの飲み方を教授するセミナーなども企画している。一方、2018年にはウィスキーなどアルコール度数の高い酒に特化したオンラインショップも開設した。リスクヘッジのためだけでなく、アルコール市場を大局的に見られる位置にたつ、との目的もあるのだろう。

オーガニックワインやクラフトビールをビジネスとしている人は、だいたい前職がある。それも前職とは表面上はまったく繋がらないケースが少なくない。だから面白い人生を送っている人が多い。

クラフトシードロに触れ、この世界に入ったチェーザレも例外ではない。


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