約7割の企業が4月以降に値上げを実施・予定 帝国データバンク調べ

    新宿駅周辺のオフィス街=東京都新宿区(本社ヘリから、佐藤徳昭撮影)
    新宿駅周辺のオフィス街=東京都新宿区(本社ヘリから、佐藤徳昭撮影)

    帝国データバンクが15日発表した企業の値上げ動向に関する調査結果によると、有効回答企業(中小企業を含む全国1701社)の約7割が今年4月以降に値上げを実施済みか、値上げを予定していることが分かった。ロシアのウクライナ侵攻が長期化する中で原材料価格やエネルギー価格が高止まりしており、企業努力で吸収できる限界を超えたためだ。足元では急速な円安が進んでおり、輸入物価上昇を通じて値上げ圧力が一段と高まりそうだ。

    調査はインターネット経由で実施。今年4月から来年6月ごろにかけての間で、自社の主な商品やサービスの値上げを実施済み、もしくは値上げを予定しているとしたのは、有効回答企業の68・5%に達した。

    また、今年7~9月ごろに値上げ予定とした企業の割合は19・9%で、4月実施の前回調査(8・6%)から11・3ポイント上昇した。担当者は「(前回調査から)この2カ月の間に値上げを考える企業の勢いが増している」と分析している。

    値上げが進む背景には、原材料高や、原油高に伴う物流費の上昇、輸入物価上昇につながる円安などがある。担当者は「大幅なコストアップに耐えきれなくなった企業による値上げは、夏以降も続くことが予想される」との見方を示した。


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