サクランボの収穫期を迎えた山形県で16日、人手不足に悩むサクランボ農家を支援しようと日本航空(JAL)の社員が収穫を手伝う試みが始まった。JA全農山形とJAL、JTBの3者が締結した協定に基づくもので、新型コロナウイルス禍で観光需要が低下したJALによる新たな地域支援事業の1つ。地域農業の担い手不足を補う狙いもある。
この日は、午前9時から夕方5時まで山形県東根市の鈴木農園でJALの社員4人が収穫と箱詰めを手伝った。農園の鈴木克也社長(56)から摘み取りの説明を受け、JALの社員らは早速、実ったサクランボを丁寧にもぎとってはかごの中へ。サクランボ収穫は初めてという国際線乗務員歴16年の高瀬雅子さん(38)は「時間との戦い。とても繊細な仕事です。翌年の芽を摘まないよう一つずつ丁寧に摘みました」といい、鈴木さんは「助かります。わずか2週間の収穫期ですが人手不足で困っていました。これで少しでも多くのサクランボを収穫できる」と喜んだ。JALの社員らは今月末まで延べ70人が手伝う。































