農林水産省が28日発表した令和4年の農業構造動態調査によると、農家や法人などの農業経営体数(2月1日現在)は前年比5・4%減の97万5100となり、現行形式のデータのある平成17年以降、初めて100万を下回った。17年(200万9380)の半分以下に落ち込んだ。高齢化を背景とした個人の離農が進んだ一方、法人などは増加した。
農業経営体の内訳は、個人が5・7%減の93万5千、会社法人や農事組合法人などの団体が1・5%増の4万100だった。1経営体当たりの経営耕地面積は、全国平均が3・3ヘクタールで0・1ヘクタール増加した。地域別では北海道が2・3ヘクタール増の33・1ヘクタール、都府県が0・1ヘクタール増の2・3ヘクタールだった。