北海道清水町は29日、民泊仲介大手の米エアビーアンドビーの日本法人と提携し、町長や町職員の自宅に宿泊できる協定を締結した。総務省によると、公務員の民泊の副業が認められるのは全国的にも珍しい。民泊を推進することで町のホテル不足を解消し、観光客の誘致につなげる狙い。
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地方公務員法は公務員の副業を原則として禁じているが、町長など任命権者の許可があれば可能。町は北海道のほぼ中央に位置し、展望台から一望できる雄大な十勝平野など景観が魅力。酪農や農業も盛んで子牛への哺乳も体験できる。ただ町内に観光客が宿泊できるホテルが数軒しかないことが課題となっていた。
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自宅を宿泊先に登録する阿部一男町長(69)は「十勝地方への関心が高まっている手ごたえはある。民泊を通し、多くの人に豊かな自然やおいしい食事のある町の良さを知ってもらいたい」と話した。
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