シャープ、有機ELに574億円を投資 液晶拠点の三重と堺に、2018年に稼働へ
経営再建中のシャープは30日、次世代パネル「有機EL」の量産に向けて計約574億円を投資すると発表した。三重工場(三重県多気町)と堺工場(堺市)に生産設備を設け、2018年4~6月に稼働させる方針。
まずは有機ELを試作する工程の設備を整備、量産に向けたノウハウを蓄積する。試験的に小規模で生産し、出荷もしていくという。
シャープは今年8月に親会社となった鴻海精密工業からの出資3888億円の多くを有機ELの開発に充てるとしていた。有機ELの技術はサムスン電子などの韓国勢が先行しており、新型スマートフォンなどへの採用が期待されている。
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