環境省は24日、家電リサイクル法に基づき2015年度にメーカーなどが引き取った液晶・プラズマテレビが、過去最高の103万台に上ったと発表した。前年度より21・9%増えた。11年7月の地上デジタル放送への移行に伴って購入した製品が買い替え時期を迎えたことが背景にある。
ブラウン管テレビは前年度比17・1%減の155万台で、10年度の1737万台をピークとして急減している。エアコンは5・8%増の236万台、冷蔵庫・冷凍庫は0・9%増の280万台、洗
濯機・衣類乾燥機は0・1%減の314万台だった。
廃家電から金属やガラスなどの資源を回収した割合を重量比で示すリサイクル率は、エアコンが93%、液晶・プラズマテレビが89%など。いずれも昨年引き上げた国の法定基準を上回った。