(3)猪瀬副知事登場!「東電は不退転の覚悟で自らの改革を」 に戻る
《猪瀬・東京都副知事の株主提案の発言が終了し、場内から拍手がおきる。女性株主が株主提案に立つ》
女性株主「福島の現場作業員に心から敬意を表します。わたしは原発事故の被災者です。二度と(地元へ)戻れない絶望の中で、命を絶つ人があとを絶たない。苦しみや悲しみは癒えず、深まるばかりです。この事故がどれだけの悲劇を引き起こしたのか、しっかり自覚しないといけない。責任をとらないといけません。役員の方々は福島に居を移され、被災者の苦悩を感じてほしい。そうしてこそ、被害者によりそった賠償ができる」
《発言中、場内からたびたび拍手が続く》
女性株主「本来ならお金で償えないが、賠償をしなければならない。すみやかに賠償すべき。除染費用も東電が負担すべきです。大量の放射線を浴びながら作業する作業員、家族は健康への不安を持ち、生きなければならない。大企業の誇りを持って、社会的責任を果たしてもらうよう、株主として望みます」
《再び拍手がおこる》
男性株主「提案の前に、この議事進行には強く抗議する。私の事前質問の回答がないまま、やらさせていただく。震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表する」