「東京都では病院の監査をやるが、今回、東電病院に立ち入りしたところ、稼働していた病床は少ない。これからもこの病院は社員だけを対象に運営し続けるのか。とんでもないことであり、同時に売却資産リストになぜこれを入れなかったのか。明確にお答えいただきたい」
《会場から大きな拍手》
「勝俣会長にお聞きしたい。日本原子力発電の株主総会で、勝俣さんが6月29日に社外取締役に再任されると聞いているが、勝俣会長はきれいさっぱり引くべきではないか。6月の原電の株主総会では再任を辞退すべきでないか」
《この日一番の歓声と拍手が株主から上がる》
「報酬は10万円で少ないが、新しく東電が生まれかわるときに、今までの勝俣さんがいるとうまくいかない。本当の東電の再生を考えるなら、勝俣さんが身を引くということが重要ではないか」
《猪瀬副知事の言葉に力が入り、勝俣会長は表情を変えない。株主からは「そうだ!」という大きな声が上がる》
「こんな病院があること自体が意識改革になっていないということなんです。直ちに処分の仕方を示していただきたい」