それでも、堅いイメージのCMをイメージしていた経営陣にとっては、「TAIYA CAFE」の採用は「大きな決断」だったというが、11年春のCMの放送開始以来、CMの人気と評価は高まる一方で、社内の心配も吹き飛んだ。
例えば、「コミカルでユーモアもあるが、タイヤへの情熱は失っていない」などと積極的に評価する声が社内外から寄せられた。販売店では「商品の説明をする際、テレビCMを持ち出すことで、お客さまにイメージしてもらいやすくなった」と早くも効果が表れているという。販売店では店の雰囲気を再現したカウンターや椅子などのミニカフェを店内に再現するキットを用意し、CMとの関連づけを強める戦略も展開している。
11年春から放送を始め、年に商品関連のCMを2回、企業関連のCMを2回制作しているほか、販売店向けのCMもあり、シリーズはすでに8作を超えている。
山本さんは「毎回、物語の展開を期待されているため、それに応える面白い内容にすることと、実際の販売に結びつけるため商品の説明などもしっかり盛り込むことが大事。この2点をどう両立させるかについて、いつも頭を悩ませている」という。