ディーゼルエンジン復権へ加速 マツダ自慢の「スカイアクティブ-D」 (1/4ページ)

2012.12.24 07:00

マツダが低燃費技術の粋をこらしたクリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブD2.2」

マツダが低燃費技術の粋をこらしたクリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブD2.2」【拡大】

 マツダが開発したディーゼルエンジン「スカイアクティブ-D」。排ガスに含まれるすすや窒素酸化物(NOx)をいかに除去するかという従来の発想を転換し、エンジン内で軽油の燃焼効率そのものを高めることによって、「クリーン、パワフル、エコノミー」の三拍子を実現した。

 これを搭載した「CX-5」や「アテンザ」は販売好調で、マツダはさらに搭載車を増やす方針。環境対応車としてはハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の普及も進むが、他社のガソリン車からの乗り換えも含め潜在的なディーゼルユーザーを掘り起こす。

 「当社が日本のディーゼル市場を広げつつある」。山内孝会長兼社長がそう胸を張るように、今年投入したCX-5とアテンザは受注の半分以上をディーゼル車が占めている。昨年国内で売れたディーゼル乗用車は約9100台だったが、今年はマツダの2車種だけで3万台を超える勢いだ。

日本市場では普及が進んでいなかった

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