マツダが低燃費技術の粋をこらしたクリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブD2.2」【拡大】
シリンダー内の圧力が低くなることで、エンジンの「骨格」に当たるシリンダーブロックをアルミ製に変えることが可能となり、これまでより25キログラムの軽量化につながった。
ただ、圧縮比を低くすればするほど、低温下でのエンジンの始動性や、暖機運転の安定性が下がるデメリットも伴う。このため、他メーカーは二の足を踏んでいた。
課題を解決するためにマツダが取り組んだのは、燃料噴射装置のさらなる精密化だ。燃焼1回当たり最大で9回の噴射を可能とし、状況に応じた最適な燃料噴射パターンで確実にエンジンがかかるようにした。
また、排気される前の高温のガスを一部逆流させ、シリンダー内の温度を高める「排気可変バルブ機構」により、暖機運転の安定性も向上。さらに、大小のターボを使い分ける「2ステージターボチャージャー」を搭載、すすやNOxを抑制しながらエンジン回転数に応じた最適な燃焼を可能にした。