大月真珠の社員の手ほどきを受けながら、真珠のアクセサリー作りに挑戦する子供たち=神戸市中央区(内海俊彦撮影)【拡大】
“パールシティー”を標榜(ひょうぼう)するだけに、神戸には真珠関連企業が多い。これは戦前から三重や愛媛、長崎などで生産された真珠が、国際貿易港だった神戸港に集積され、欧米に輸出されていたためだ。もともと真珠の生産を手がけていた大月真珠も戦前に神戸に移った。
ただ、同社は小売りを手がけていないため、知名度が低く、いわば“知る人ぞ知る”企業。商品ブランドがないため、大学生の社名の認知率も非常に低い。「これはしかたないですね」と広報担当者。
そんな同社がこのプロジェクトに関与することになったのは、17年に神戸市が実施した兵庫運河でのアコヤ貝生息実験に技術協力したこと。活動は2年後にこのグループに引き継がれ、現在に至っている。
子供たちは将来の“真珠ファン”に
グループは地元のPTA関係者らが中心に運営。行政の補助はなく、活動は年会費(1人2千円)で支えるが、会費は事務経費で消え、運営は非常に厳しいのが実情。「大月真珠さんから原材料や技術、会場などを無償で提供していただいて、この事業が成り立ってます」とグループ関係者は感謝する。