金市場の調査などを行う団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)も13年について、宝飾需要は減少傾向にあるものの、投資需要や中央銀行による買い入れの継続で堅調に推移すると予測。森田隆大日本代表は「長期的にドルへの信認などがどうなるかが重要だ」と話す。
国内価格について、第一商品の村上孝一アナリストは「夏の参院選まで安倍政権は政策推進の手を緩めないため、さらなる円安による一段高も狙える。史上最高値(80年1月の1グラム6495円)をつける可能性もある」と読む。アベノミクスによる円安がいつまで続くかが価格動向を決める。(金谷かおり)