ラオスで実を結んだ日本流教育 競争力高い「ものづくり」実践の裏に努力の日々 (2/5ページ)

2013.3.22 08:15

ミドリ安全

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 中国はすでに人件費が上昇し始めており、安全靴のような軽工業には向かない。そこで検討したのが、ミャンマーやカンボジアなど東南アジア諸国だ。

 なかでも、ミャンマーは、大手商社の工業団地があり、進出日系企業も多く、当初最有力だった。しかし、何回も訪問するうちに、現地の日系企業の関係者が不安を漏らす。当時は今よりも政情不安で、経済政策がコロコロ変わることが問題だった。特に為替の不安定さは企業経営に大打撃となる恐れがあった。このため、最後のフロンティア(新天地)と呼ばれるミャンマーをあきらめた。

 もう1つのフロンティア、カンボジアは内戦の後遺症が色濃く残っていた。「当時は、場所によっては夜散歩することもできないほど荒廃していて、身の危険を感じることが一度や二度ではなかった」(先崎氏)。

 豊富な水力発電

 カンボジアの隣国、ラオスが最終的に候補地として残ったのは、豊富な水力発電を持つという好条件があったからだ。

人件費もミャンマーやカンボジアより安い

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