スカイマークの業績【拡大】
コスト増に懸念も
もちろん、リスクはある。ただでさえ販売力や米国の知名度で大手に比べて劣るなか、上級クラスのシートを大量に売りさばくのは簡単ではない。
さらに同社はA380に加えて、発着枠に限りがある羽田空港発着の国内幹線用に、同じエアバスのA330-300も導入する計画で、近距離国際線も視野に入れる。2017年までの導入数はA380だけで6機。うち3機はリースではなく購入する。A380のカタログ価格は約280億円。いかに財務内容が良好とはいえ、多大な投資リスクが伴う。
それでも西久保社長は「後発の航空会社は大手の隙を狙い、割高なものに対し適正価格で提供すべき」と意に介さない。
もっとも、心配の種は尽きない。保有機材の種類が増えることは、機材を1機種に絞ってコストを抑えてきた同社の「勝利の方程式」を崩すからだ。