スカイマークの業績【拡大】
かつて浮きつ沈みつしていた同社の経営が改善したのは、300席クラスのボーイング767-300ERを退役させ、小型機のB737-800に統一した09年以降。大幅なコスト削減に成功し、12年3月期の営業利益率は19%と世界屈指のレベルに達した。機材の種類が増えれば、せっかくの高収益体質が揺らぎかねない。
戦略転換へ絶妙のタイミング
機種を増やすことによるコスト増のリスクに対してスカイマークの西久保社長は「統一のメリットは15機以上になると薄れる。(すでに15機以上保有しており)こだわる必要はない」と、戦略転換の妥当性を主張する。
スカイマークと同様に機種を絞って低価格を実現するLCCが業界を席巻しているとはいえ、事業範囲は乗員の交代や手厚い機内サービスの必要がない近距離にとどまる。西久保社長は「長距離には長距離に適した機材とビジネスモデルがある」と言い切る。